+1 (6月2日欠席分)

今回の講義は就職活動のため欠席しました。
なので、講義に出席出来なかった分復習したいと思います。

生活環境化学の部屋で講義内容を確認したところ
REACH”という言葉が目にとまりました。
今回はこの言葉について学習していきたいと思います。


REACHとは、
Registration, Evaluation, Authorisation and Restriction of Chemicals)の頭文字をとった言葉で
平成19年6 月1日から新しくスタートした、
欧州における化学物質の総合的な登録・評価・認可・制限の
制度のことです。(注:農薬や医薬品は対象外)<目的>
人の健康と環境の保護、欧州化学産業の競争力の維持向上など<特徴>
・既存化学物質※1 と新規化学物質の扱いを、ほぼ同等に変更
・これまでは政府が実施していたリスク評価を
 事業者の義務に変更
サプライチェーン(流通経路)を通じた化学物質の安全性や
 取扱いに関する情報の共有を、双方向で強化
・成形品に含まれる化学物質の有無(濃度)や用途についても、
 情報の把握を要求
※1既存化学物質とは、通常、化学物質規制が開始された
  時点で既に市場に流通していた化学物質のことを指します。
  従来の規制においては、規制の導入以後に新たに製造又は
  上市される新規化学物質は有害性(又はリスク)の評価を
  事業者が実施することが義務付けられる一方、
  既存化学物質についてはリスク評価の実施は主に行政の
  役割とされていました。


引用文↓(http://www.env.go.jp/chemi/reach/reach/qamemo_1.0.pdf)<新しいEU 化学物質政策が、なぜ必要なのか?>
REACH は、40もの既存法に取って代わる、
全ての化学物質を対象とした単一の仕組みです。
REACH は、“既存化学物質”と“新規化学物質”とを
1981 年を境界として区別してきた従来の化学物質規制とは異なります。1981 年以前に市場に存在していた化学物質は、
すべて“既存化学物質”と呼ばれています。
1981 年以降に導入された新しい化学物質は、
新規化学物質”と呼ばれています。
新規化学物質は、現行の規制下では
極めて厳しく試験されるのに対して、
既存化学物質にはそのような規定がありませんでした。
その結果、“既存化学物質”の性状や用途に関する知識が
一般的に不足してしまい、リスク評価のプロセスは、
ゆっくりで、厄介で、大変な手間を必要としていました。


新規化学物質に関しては、現行の仕組みは研究や革新の
妨げとなっています。10kg程の少量の生産しかない
新規化学物質にも、多くの試験項目が要求されており、
EU の化学産業が、米国や日本の競争相手に、
この点で遅れをとる原因となっているのです。
REACH は、この法制度取って代わり、
年間1トン以上の製造又は輸入が行われる化学物質については全て、
その性状に関する情報を包括的に収集し、
登録一式文書(registration dossier)に安全な使用を
証明するために必要な情報を含めて欧州化学物質庁に
提出することを、製造者や輸入者に対して要求します。
登録していないことは、EU 市場ではその物質の製造及び輸入が
できないことを意味します。


REACHはまた、新規化学物質の登録に
負担となる事項が少ないことと、研究開発のための
動機付けが改善されることにより、新規化学物質の開発を
促進することになるからであると考えられています。


こうしたことから先生の講義では、被服整理学に関連づけて
インターネット上で“REACH 洗剤”というキーワードを検索
していたので、私もしてみることにしました。

検索結果は、日本石鹸洗剤工業会のHPに辿り着きました。
日本石鹸洗剤工業会 クリーンエイジ
内容は上記から確認ください。


EUだから日本は関係ないではなく、化学物質の中には
人体に影響を及ぼす恐れがあるものもあります。
今回“REACH”という言葉を調べてみて、
表示が全て英語で記入されている輸入品等は注意して
購入するべきだなと思いました。

【参考資料】
REACH - Wikipedia
REACH関連情報
「REACH」とは - ビジネス - 緑のgoo

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