10-7 汚れと染料の違い

汚れと染料の違いって何ですかと質問されたら
皆さんならどう答えますか??
講義を聴講する前はきっと汚いものと綺麗なものとしか
答えられなかったと思います。
様々な答えを聞くのも面白いのですが・・・

汚れと染料の違いについて調べてみようと思います。


汚れとは??
インターネットで“汚れ”で検索した結果
http://members.jcom.home.ne.jp/wex/yo/01.html
が一番上に出てきました。
辞書で調べた結果
汚れること、汚れた箇所、汚染、と出てきました。


染料とは??
インターネットで“染料”で検索した結果
染料 - Wikipedia
が一番上に出てきました。
辞書で調べた結果
繊維などを染めるのに用いる色素となる物質と出てきました。

こうして一般的な方法で違いを比較してみましたが、
今回は講義で学んだ視点からさらに調べてみたいと思います。


今回の講義では、汚れと染料の違いを“結合”という
キーワードで学びました。


共有結合 :結合ができるものとしか結合しない
        特殊
        結合力強い

無極性結合:どこにでも結合できる可能性がある
        一般
        結合力弱い

水素結合 :窒素、酸素、硫黄、ハロゲンなどの電気陰性度が大きな原子(陰性原子)に共有結合で結びついた水素原子が、近傍に位置した他の原子の孤立電子対とつくる非共有結合性の引力的相互作用であり、分子間力のひとつである。<皮膚と氷の関係>
身近な水素結合の例を図にしてみました。

氷を水のついていない手で触ると皮膚にくっついて離れないという状況のとき
皮膚と氷の間には水素結合が働いているのです。
無理に皮膚から氷をはがそうとすると皮膚の細胞が破壊されてしまうので、
液体(水)を加えてやると細胞を壊さずに離すことができます。
私は今まで無理やり離してたので、細胞を傷め続けてたんだと思うと
少し悲しくなりました。


こんな身近な出来事にも結合などが関係していることが分かり、
今回の内容は生活を科学するにもつながる講義内容でした。


【参考資料】
水素結合 - Wikipedia

所要時間:1時間30分