4−4 生活を科学する
今日は、講義の中で様々な話がありましたが
まさに私たちが専攻としている生活科学の話ばかりでした。
(違ったら可笑しいんですけど…)
講義の始めに「もやしもん」が紹介されました。
菌の見える少年の農大生活を描いた物語で、
私もこのマンガ本が大好きで読んでるんですが、
第12回手塚治虫文化賞 マンガ大賞に選ばれたことを知った時は
嬉しくなりました。
このマンガの魅力は、キャラクターの可愛さと生活の中で意外と身近に存在している菌達の特徴や知識を学ぶことができるところですね。
作者の石川雅之氏は大学には通ってないとのこと。
今は学びたいと思ったことが簡単にインターネットやマンガなどで
学べる時代。私も視野を広くして、様々なことに興味をもって
調べてみようと思いました。
- 作者: 石川雅之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/05/23
- メディア: コミック
- 購入: 16人 クリック: 846回
- この商品を含むブログ (1111件) を見る
今回の講義でもうひとつ興味をもった内容がありました。
それは、洗濯機の中のゴミ取りネットが主婦の人の発明で作られた
ということです。ここで思い出した言葉。
エジソンが言った「必要は発明の母である」
ゴミ取りネットを発明した方も必要だったから
試行錯誤しながら商品化に辿りついたんだと思います。
ここでは、ゴミ取りネットの商品化までの流れを簡単に
紹介することにします。
最初は、柄のついたネットを使って
手ですくっていたそうです。でも洗濯中に何度も洗濯機の前に
立たなくてはならず、まだ改善の余地がありました。
そこで、今度は空気で膨らませる浮きをネットに取り付けて、
そのまま浮かべておく方法を思いつかれたようです。
さらに幸運なことに、松下電器の売り出す洗濯機に
このゴミ取りネットが一斉に採用されて、
爆発的な数を出荷することに成功しました。
このように主婦が発明して今でも生活の中で使い続けられている
商品はたくさんあります。
皆さんも「必要は発明の母である」を
実践してみてはいかがですか。
●ゴミ取りネットの話題から被服整理学に関連させて●
衣服にほこりがたくさんついてしまうなどの問題には、
洗濯物を洗濯機のなかで余裕で回るくらい(8割)程度で
洗った方がくず取りネットへの溜まりはよくなります。
ネットの目が粗い場合は効果は感じられない場合があるので、
くず取りねっとの上に2枚重ねにしたストッキングをかぶせ
(内側でも可。)ストッキングを切って
片方をむすんでそのままかぶせます。
洗濯機のくず取りネットを抜けてもストッキングがキャッチして
くれるのでより一層ほこりがつきにくくなと思います。
こんな小さな工夫で快適な洗濯ができるようになります。
日々の観察と研究が“生活を科学する”につながるのだと
感じた1日でした。
所要時間:1時間30分