5-5 学校でもアレルギー疾患対応

今回の講義の中で一番興味をもった内容は、
学校でのアレルギー疾患対応について
文部科学省が指針を作成したことです。
最初に文部科学省のアレルギーに対する
取り組みについて調べてみることにしました。
アレルギー疾患に対する調査研究が行われていました。


引用文

調査対象は、全国の公立の小学校・中学校・高等学校・中等教育学校
の対象学校総数36,830校に対して
有効回答が得られた学校数36,061校に在学する生徒が対象でした。
調査事項は、
1.児童生徒のアレルギー疾患の実態
調査対象疾患
(1)ぜん息
(2)アトピー性皮膚炎
(3)アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎
(4)食物アレルギー
(5)アナフィラキシーショック
アナフィラキシーショックとは、摂取した食物等に対するアレルギー反応が2臓器以上
(例;発疹(皮膚)と呼吸困難(気管支)など)に出現したアナフィラキシー状態のうち、
さらに血圧の低下や意識の消失にまで至った状態をいう。
2.疾患ごとの学校における取組の現状 についてでした。


私なりに結果を見て思ったことは、
調査結果を見てみると都道府県別にアレルギー疾患を持つ生徒の割合が
変化していて、地域の気候や環境などが関係しているのではないかと
思いました。一番驚いたことは、予想以上にアレルギー疾患を持つ
生徒がいるということでした。有病率が一番高い疾患は、
(3)アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎だということが分かりました。
新潟県については食物アレルギーを持つ生徒が少ないという結果が出ていたので、
その要因は何なのかを他都道府県と比較してみたいと思いました。


疾患ごとの学校における取組状況の実態及び課題について
みたところどの疾患にも多くの課題がありました。
実態把握については、特に小学校と中学校がなされているように感じました。
しかし、対処について完全な取り組みはなされてはいないように感じました。
今後増え続けるアレルギー疾患に対して学校側と医師と家庭
上手く連携して非常事態時にも対応がスムーズに行われれば、
安心して学校生活が出来る生徒が増えるのではないかと思いました。


大学生活の中でも、もしかしたら起こり得る話だと思います。
その時きちんとした知識と対処方法を知っていたら、
とても役に立つものだと思うのでこれからもアレルギーについて
自分なりに学習していきたいと感じました。


【参考文献】
http://sankei.jp.msn.com/life/education/080530/edc0805300430008-n1.htm
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/04/07041301.htm

所要時間:1時間