4-4 生命をはぐくむ

今回の講義では、NHK高校講座の家庭総合
ビデオを見ました。
今回の講師は南野忠晴さんでした。
テーマは“生命をはぐくむ”。
先に南野忠晴さんについてどんな方なのか
調べてみることにしました。


南野忠晴さんは、男女共修に先立つ92年より
「家庭科教員をめざす男の会」を結成し、
英語教諭からまだまだ数少ない家庭科教諭に
転身した大阪府立成城高校教諭だということが分かった。
さらに家庭科教諭になることを決めたきっかけを探ってみたところ


南野忠晴さんが家庭科に興味をもち始めたのは、
高校の英語教師となって6年目の29歳の頃。
英語は受験科目で、ただ試験に受かるためだけの授業に
違和感があったとのこと。それ以前にもっと生活面で
やるべきことがいっぱいあるような気持ちもあり、
そんな頃結婚して子どもが生まれ、子育てに関わるなかで、
男は育児も家事も何も勉強していないこと、
親からも教えられていないことに気づき、
個人的にちゃんと勉強してみたいと思ったのがきっかけだそうです。


南野忠晴さんの家庭科教諭になるきっかけを知り、
自分のことを考えてみました。
私が家庭科教諭を目指したきっかけは、
家庭科が好きだったということもあるが
5教科(国語、数学、英語、理科、社会)と違い
決定的な答えが無いところが魅力的であったし、
授業で学んだことが家に帰ってからすぐ実践できる
ことや生活・生きるために役立てることなどを
教えられることが何よりの魅力でした。
このような授業を教えることが出来たらなと
高校のときに思ったのがきっかけでした。


ビデオでは街頭インタビュ−で
子どもが生まれたときにどんな気持ちだったかを
質問していました。その質問に対しこんな答えが出ていました。

涙が出るくらい嬉しかった
親になったという気持ち
守っていかなきゃいけないと感じた
人生が変わったような気がした
この回答を見て幸せを感じることが出来ました。
しかし、子どもに対する感情は
良いことばかりではありませんでした。


子育てに関するアンケートを日本、韓国、アメリカの
3ヶ国で集計をとったところ
子育ては楽しいと答える人が日本には少なく、
アメリカと韓国には多いという結果が出ていた。
これからは子育てを楽しいと日本人も答えられるような
政策が作られる地域や社会になって欲しいと思いました。


子育ては一人に任せてしまうとその人にのしかかる
負担がとても大きく耐えられなくなってしまいます。
だからこそ子どもの周りにいる人みんなで責任をもち
協力しあうことが大切であると今回のビデオを見て
学びました。


これからきっと私も子育てに励む日が来ると
思います。そんなとき、一人で全部抱え込むのでは
なく協力して“子育てが楽しい”と言えるように
したいものですね。

【参考資料】
NHK高校講座
http://www.jinken.ne.jp/gender/minamino/

所要時間:1時間20分